鑑賞ノート『0円キッチン』
9月の上映会のご報告です。
映画の内容やディスカッションの内容を簡単にまとめましたので、
参加された方も、そうでなかった方も、ぜひご覧ください♪
廃油で走る改造されたキッチンカー(7~8ℓで100kmの燃費効率)で、ヨーロッパ各地を巡る食材救出人ダーヴィッドさん。
今回の上映会では、16人の社会人、3人の大学生、そして塾生たちと
フードロスの現実と様々な解決策について学ぶことができました!
===映画ダイジェスト===
フードロス:世界中で食料の30%が廃棄されている問題
〇冷凍庫ダイブのシーンより
『昔はもっと工夫して食べきっていた。忙しい現代人は知恵を失ったんだよ。』
『料理は貧乏人、貯金は金持ちに学べ』
(冷凍庫ダイブとは、知らない人の家の冷凍庫を見せてもらい無駄になっている食材を発掘する行為のこと。類義語としてゴミ箱ダイブがある。)
〇地域の野草、果樹を食べるシーンより
『スーパーに頼らずに済むなんて素敵でしょう』
『ジャムだって自分でつくれば捨てる気にはならない』
〇農家の本音
『収穫した量の1/3はお店に並ばない』
〇チョッピングパーティー
『なぜ、食品廃棄があるの?』
『バカな連中が倒れるまで食べるのと、レストランの食べ放題があるから』
『戦時中のサラエボでは食べ物に苦労した。皮まで食べる方法を学んだ』
〇畜産について
『大量の水、飼料が必要で環境に負荷を掛けている』
〇昆虫食
『約20億人は常食している』
『未来の食材、国連も推奨』
〇法律の問題
スーパーのゴミはスーパーの所有物(持ち出すと窃盗罪)
⇔ある自治体では地域のスーパーで食品廃棄が禁止になった(寄付しなければいけない)
===以上ダイジェストでした===
映画を観て、それぞれで感想をシェアして、
それぞれ意見やアイデアを交換してみました。
捨てられるはずの物で作られているのに、とても美味しそうだった!
バイト先のスーパーでは、カット野菜・惣菜が廃棄されている。
沖縄では『豚は食べられないのは泣き声だけ』という言葉がある。
映画ではまさに豚を食べ尽くしていた。
知恵がないと食材を無駄にしてしまう。
『虫のほうが美味しい』と言われると、試してみたくなる。意識の問題の気がする。
映画では『捨てられる食材を調査しているとお腹が空く』と言っている人がいたが、
賞味期限切れのものでも、美味しく食べられるものであれば、感覚が正直に反応する。
規格外野菜は流通の問題。直売所の充実や保存食品などが充実すれば良いと思う!
農協側の思い込みで廃棄しているのでは?
買い手と売り手の双方の課題だと思う。
日本の栄養学の不自然さが気になる。季節に関わらず1日30品目というは不自然。
これまで信じてきたことが違うなら、改めよう!
『見切り品』というネーミング
『虫』というネーミング
これらが変われば、意識が変えられるのでは?
実際に、みんなで食材と知恵を持ち寄って、
作る、調理する、体験の場をつくりたい!
回数を重ねてきたためか、お互いに理解できることも増え、
会話もアイデアも膨らんできました!
これが、この先、どんなことに結び付くのか分かりませんが、
継続することで、何かができそうな、そんな予感がしています♪
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